今日環境認識を行うのはポンドドル(GBPUSD)です。
月足の環境認識
まず月足です。
前半は前回と同じです。
《Point-A》から《Point-B》への下落の後、
約7年の間、安値更新をしていないため
定義上は下降トレンドとは言えませんでしたが、
《Point-C》を起点とした下落でローソク足の実体ベースで
安値を更新して、下降トレンドが発生しました。
《Point-C》が戻り高値となりました。
さらに《Point-D》を起点として安値更新しましたので、
《Point-D》が戻り高値となりました。
現在《Point-E》から調整の戻りが発生して上昇中で、
《Point-B》の実体安値ラインからの戻り売りポイント
に達して戻り売りと、《Point-E》からの上昇が
ぶつかり合っている状態です。
《Point-B》のラインを上抜けして
意識されそうなポイントとしては、
サポレジ転換の《Point-D》のライン、
と以前の戻り高値の《Point-C》のラインがあります。
下方向は《Point-B》の下の最安値のラインです。
それぞれのラインが目標にもなりますし、
戻り売りポイント、押し目買いポイントにもなります。
波の捉え方によって下降トレンド中という人と
上昇トレンド中という人がいそうですが、
直近の流れは上昇中で、
8年前のサポがレジとして機能して上値を抑えられている状態です。
週足の環境認識
次は週足です。
週足では、
前回同様、直近の上昇トレンドのチャネルをピンク色で
引いておきます。
また、1.355のラインの上に隙間が空いていて、
気になりますので、黄色の四角を描いておきます。
月足と同様に直近の流れは上です。
ただレジに抑えられていてダブルトップに
なっていることで買いの勢いが弱くなっています。
とは言え、
2017年12月も同じような形から一気に上昇していますし、
再上昇する可能性もあり得ます。
日足の環境認識
次は日足です。
日足では赤色の斜め線と、短い水平線を
それぞれの2本追加しました。これは前回と同じです。
日足は上昇トレンドの押し目買いが
黄色枠の上限近辺から入って上昇して、
月足でも確認できる長期足の戻り売りポイントの
手前=直近高値の手前から戻り売りが入っています。
週足以上のチャートを見ると、
目線は上でしたが、
この日足を見ると日足レベルのトレードで、
直ぐにロングができるプランはないです。
4時間足の環境認識
次は4H足です。
<ショートプラン>
4H足レベルでは目線は下方向です。
サポレジ転換を狙えるポイントまで来ましたが、
長い陽線を作り上昇の勢いが強いので、
直ぐにはショートはできません。
下方向への転換形状ができるのを待ちます。
<ロングプラン>
《Point-A》が戻り高値ですから、
ここを上抜けすると、4時間足では上目線です。
《Point-A》を大きく上抜けして
一旦《Point-A》まで下がり、そこで上方向への反発が
あればロングを考えます。
と、書いている間に上抜けしてきました。
ポンド円が大きなレジ帯を抜けて上昇していますし、
ポンドが強いですね。
ドル高以上にポンドが高い。
ユーロ円ももう少しで大きなレジを抜けるかもしれません。
そうなると、
ポンド>ユーロ>ドル>円
の図式にしばらくなりそうですね。
まあ、あまり思い込みはせず、
目の前のチャートの反応でトレードしましょう。
しばらくどの通貨ペアもレンジから抜けれませんでしたが、
ポンド円が抜けて、全体的に動きがでてくるかもしれませんね。
ただ、ポンド円以外が抜けるのはあと数日は掛かりそうです。
もたもたしていると、またレンジに戻ることもあるかも。。
では、良い週末を。