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先週から毎週土曜のテーマとして
「検証」をテーマにして書いています。

先週の記事

FXの検証1、目的と検証すべき内容


では、
「検証」の目的は、
1)「仮説の証明」
2)「実践のための練習、トレーニング」
と書き、

まずは、
「仮説の証明」
について話しました。

そして、
インジケータメインの手法であれば
FT2やFT3を使って過去相場でガンガン検証すれば
良いですが、
「裁量度」の高い
環境認識を前提としたトレードの場合、
内容が異なります。
と書きました。

今回はその具体的な内容について書きます。

裁量トレーダーの検証とは

裁量トレーダーの検証とは
どんな検証になるでしょうか。

裁量トレードと言っても、
いろいろな方法がありますから
一つの検証方法に限定できません。

ですので、ここでは、
ダウ理論による目線の切り替えと
サポート・レジスタンスラインを
メインとしたマルチタイムフレーム分析
による環境認識をトレードに活かす
裁量トレードのケースを挙げて
幾つかの検証案を書いてみたいと思います。

裁量トレーダーの様々なスタイル(基本)

上で書いた
1)ダウ理論による目線の切り替え
2)サポート・レジスタンスライン
3)上記に注視したマルチタイムフレーム分析
を前提とした一つの裁量トレーダーで
あっても、

トレードスタイルが
・スイング
・デイトレード
・スキャルピング
と異なる場合があります。

また、
トレード基準足、
即ち、どの足のトレンドに順張りで戦略を組み立てるか
についても、
日足なのか4時間足なのか、
それとも、1時間足、30分足、15分足、、などなど。

あと、
上位足のトレンドにどこまで従うか、
トレード基準足を4時間足とした場合、
日足のトレンドも同じであるのが
トレード条件なのか、
それとも日足のトレンドが逆であっても良く、
例えば日足のトレンド転換を4時間足の目線切り替えで
早めに狙いにいくのか、
など、正解はありません。
トレーダーによって異なります。

また
狙う波のサイズも、
4時間足の1波を取りに行くのか、4時間足の1波の一部なのか、
また、Stopの位置は、基準足ベースなのか、
それとも下位足のレジサポなのか。
などなど。
細かい条件を言えば様々です。

裁量トレーダーの様々なスタイル(裁量度)

そして一番重要なのが、
「裁量」をどの程度入れるか。
です。

簡単な組合せの例を挙げると
1)機械的な環境認識+裁量度の高いエントリ&決済
2)機械的な環境認識+機械的なエントリ&決済
3)裁量を使った環境認識+裁量度の高いエントリ&決済
4)裁量を使った環境認識+機械的なエントリ&決済
です。

自分は3)です。
ある理由から4)の検討も行っています。

慣れないうちは1)や2)になってしまう方が多いかもしれません。

また「機械的」と書いていますが、
波の認識やダウ目線については裁量が必要になり、
100%無裁量ということにはならないです。

以上のとおり
基本前提が同じであっても、
トレードの方法は様々です。



したがって、
検証する内容、方法も人それぞれ
異なってきます。

段階的な検証&練習(トレーニング)の内容

今回は、
3)のトレードを目指す方がどのような検証をすれば
良いかを自分の「案」として挙げてみることにします。

「案」と書いたのは、
相場と同じように「正解」はないためです。
同じようなトレード方法をする方でも
いろいろな検証方法があると思います。

段階的な検証&練習(トレーニング)の
哲太郎(管理人)の案は次のとおりです。

01)波の認識の練習
02)目線の切り替え練習
03)機能しているラインを引くことの練習
04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
05)環境認識の総合力をつける練習
06)トレードプラン(シナリオ)検討の練習
07)反発確認の練習
08)利を伸ばす練習(利を伸ばせるポイントの認識)
09)分割決済の練習(必要があれば)
10)総合検証


見ていただければ分かる通り、
FT2、FT3を使わなくても出来る内容が多いです。
また「検証」というより「練習」が多いですね。

裁量トレーダーですから
「認識する」そして「考える」ことの練習が
メインになるのは当然と言えば当然です。

前回書いたとおりのFT2、FT3を使ってトレード練習するのは
最後の最後の仕上げで良いかもしれません。

もちろん、FT2、FT3は複数足のチャートの
過去の任意の日を直ぐに描画できますから、
トレード練習でない練習を行うのにも適しています。

では、さらに具体的な練習・検証方法について
書きます。

マルチタイムフレーム分析の練習

01)02)03)は省略します。
このブログを読まれている方は、
マスターされているかな。と。

04)マルチタイムフレーム分析の練習
がまず最初の関門になると思います。
自分も5年前に思ったのが
「めんどくさい」
です。
話し(その有効性)は分かるが、
最初の頃は、複数の時間軸のチャートを重ねて
理解するのがとても面倒に感じました。

ただ、これは
頭が良い悪い関係なく、
これはとにかく「慣れ」ですね。

長期足から丁寧にラインを引き、
中期足、短期足、、とそのラインを意識しながら、
上位足のラインが機能していることの確認、
と、
各足の目線の切り替えなどを考えていきます。

日足はこのポイントで目線が上になった、
4時間足はこのポイントで下、1時間足は、、、
というふうにチャートに切り替わったポイントを
縦線で書くと理解しやすいです。

あると便利なインジケータ、ツールなど

サポレジなどの水平線については、
長期足で引いたラインが中期足や短期足に
自動的にコピーされるインジケータはあった方が良いでしょう。

MT4用であれば「MT4ラインオートコピー」
FT2用は「RAT_ObjectCopier インジケータ」
が使いやすいです。

練習(検証)方法は、
複数の時間軸のチャートを同時に表示させて、
ラインを引き、トレンドを把握して、
目線の切り替えを認識してチャートを読み解くことが
メイン作業になります。
ですので、MT4やMT5でもできます。
他の証券会社のチャートツールでも出来るかもしれませんね。

MT4とSync、SyncScrollなどのキーワードで検索すれば
無料または安めのインジケータが販売されているのが分かります。
それを使えばMT4やMT5で複数時間足を
任意の日付まで遡り同時に表示させることが可能になります。

最近はRCCというかなり便利なインジも販売されていますから、
それを利用されても良いと思います。

もちろん、FT2、FT3を既にお持ちであれば、
FT2、FT3を使った方が便利です。
ただ、この段階では売買検証は不要です。
あくまで任意の日を簡単に指定して
描画できる機能のみ使用します。

FT2、FT3をお持ちでなければ、
xxx_SyncScroll、xxx_Syncなどのインジケータ、
またはRCCを利用されると良いでしょう。
特にRCCは同じ作者のT-Noteと同時に使えば、
売買計算もできますから、最終段階の検証にも利用できます。
2つ合わせると6,000円ちょっとしますが、
1人1ライセンスで良いですから(サイトのQAより)、
FT2、FT3みたいに自宅PCとノートPCに別のライセンス
を購入する必要がないのが有り難いですね。

マルチタイムフレーム分析の練習の具体的な練習(検証)方法

少しツールの話しにそれてしまいましたが、
04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
の具体的な練習(検証)方法は、

上に紹介したインジケータやツールを使って、
複数時間軸のチャートを表示し、
それをキャプチャーして自分の認識できる情報を
書き込む作業が一番の練習になると思っています。

キャプチャーした画像をExcelに貼り付け、
Excelのテキストボックスを使って、
画像上に書き込んでも良いですし、
キャプチャーした画像ファイルをWindows標準の
画像編集ソフト=ペイントを使って、文字を書き込んでも
良いと思います。
または、印刷したチャートに手書きで書いても良いです。
自分が一番やりやすい&管理しやすい方法が良いですね。

最初は機械的に認識できる情報だけでも十分です。
例えば、月足はこのトレンドの押し安値はココ。
そしてそこをこの月の足で下にブレークしたから
このタイミングで下目線になった。
などです。
波の定義をする上で若干の裁量が入りますが
ほぼ機械的にできる作業です。
これを月足、週足、日足、4時間足、、
本当に最初でしたら日足と4時間足だけでも良いと思います。

苦手意識を無くすためにも自分で面倒と思わない範囲で
やるのが良いでしょう。

大事なことは「自分の言葉」で「書く」こと

大事なことは「自分の言葉」で「書く」ことです。
「書く」ことで自分の認識力や考えが整理されます。
それを繰り返すことで自分の思考力として残ります。

繰り返しになりますが、
「裁量力」をつけるための最初の一歩は
「自分の言葉」で「書く」です。

まずは、自分の好きな通貨ペアで、
(最初はドル円かユーロドルあたりが良いと思います)
複数時間足同時表示のキャプチャーを
任意の日(例えば2017年9月1日)から
初めて、1週間単位とか1ヶ月単位で未来に進めて
同じ作業を行い、現在まで行う。
(2018/05/06追記)
慣れてきたら、1日単位(実際に自分が見れる時間帯の直前の時間)
とか、エントリーできそうなポイント単位とか。



そして、それを2ラウンド、3ラウンド、4ラウンド、、
と繰り返す。
まずは機械的な作業に慣れること、
そして見落としがないこと。
機械的なことですから、
何度やっても同じにならないといけません。

環境認識の総合力をつける練習

そして、そのあとは、
少しずつ
05)環境認識の総合力をつける練習
を意識した練習をします。
「総合力」とは、
機械的な作業、認識の延長で、
・買い手、売り手の強さ
・トレンドの強弱
・相場のリズム
などを認識することを意識しながら
複数のチャートをみていきます。

例えば、上記作業を行う中で、
あるポイントで大きな上昇トレンドが発生した理由、
とか、レンジになった理由、
をチャートの左側から読み解き、
その原因となる要因を認識してみる、考えてみる。
などです。
相場に正解などないですから、
認識してみた事柄が正しいかどうかは
分かりません。
分かり易い要因もありますし、
まったく分からない要因もあります。

「考えること」が重要になります。
何もないところから妄想して考えるのではなく、
チャートの左側にある情報をもとにして考えます。

まずは「自分で考えること」の練習です。
そして、
この総合力をつける練習も「書く」のが良いです。

このへんの認識力、考える力の大きさが
裁量度の違いになってきます。
ですので、
人によっては割り切って飛ばす(考えない)
のもアリだと思います。

裁量度をつけるデメリットもありますから、
どこまで相場の分析力をつけるかは、
トレーダー毎のトレードスタイルや性格の違い
で決まってくると思います。

トレードプラン(シナリオ)検討の練習

04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
05)環境認識の総合力をつける練習
の練習に慣れてきたら、
06)トレードプラン(シナリオ)検討の練習
に入ります。

04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
05)環境認識の総合力をつける練習
が十分できれば、
トレードプラン(シナリオ)を考えることは
それほど難しくないと思います。

可能な限り、
買う場合のトレードプラン

売る場合のトレードプラン
の最低2つを考える癖をつけられた方が良いです。

それは、相場には買い手と売り手が常に
いるので、それらの考え、狙いを理解しておくことが
重要と考えていますし、
両方のプランを考えることで、目線が切り替わったときに
直ぐに対応できるからです。

長くなりましたので、今回はここまでにします。
と言っても重要なポイントは書いたつもりです。



「検証」がテーマでしたが、
「裁量トレーダーになるために」
「裁量トレーダーの練習方法」
のような内容になってしまいました。

最初に「検証」とは、
「仮説の証明」
と書きました。


それについては間違えではないのですが、
環境認識を行いトレードに活かす
裁量トレーダーの場合、
「検証」=「仮説の証明」
以前に、
思考力を付けるための「練習」が
必要であると考えています。

ある程度の裁量力、思考力がついてから、
トレード基準足を変えたり、
狙う波のサイズを変えたりして
「検証」を行うことになります。

次回以降、時間があれば、
裁量力がある程度ある前提で、
トレード基準足を変えてみたり、
狙う波を変えてみたりして「検証」をした
結果を載せてみたいと思います。


読んでいただきありがとうございました。

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