Pocket

2週間前から毎週土曜のテーマとして
「検証」を書いています。

先々週の記事

FXの検証1、目的と検証すべき内容


では、
「検証」の目的は、
1)「仮説の証明」
2)「実践のための練習、トレーニング」
と書き、

まずは、
「仮説の証明」
について話しました。

そして、
先週の記事

FXの検証2、裁量トレーダーの検証とは(FT2,FT3はどう使うか)


では、
裁量トレーダーの検証とは主に「練習」「考えること」
と書きました。

「検証」とは「仮説の証明」
ですから、
「検証」をテーマにした記事に
「練習」の内容は期待外れに感じた方も
いたかもしれません。

ただ、
「自分の認識力、考え方で、
長期的に稼ぐことができること(仮説)」

証明を行うための一つのステップと
考えていただければ。
多少は納得されるかもしれません。

マルチタイムフレーム分析の練習例(検証例)

それでは、少し実践的に裁量トレードの
練習をしてみます。

前回の記事で書いた
04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
の練習です。
若干
05)環境認識の総合力をつける練習
も加えます。

対象とする通貨ペアは、
ユーロドル(EURUSD)
です。

期間は、
2017年1月からにしてみます。

ツールは何でも良いです。
今回は価格(税込み3,300円)が安めの
RCC(ReviewCandleChart)を使います。

下のキャプチャーが
2017年1月2日の8:00のチャートです。
正月明けのため2日からのデータになります。

冬時間ですからMT4(FXDD)との時差は7時間、
日本の方が早いです。
MT4の8:00は日本の15時になります。

ですが、
まずはマルチタイムフレーム分析の練習なので、
あまり時間を気にせずやってみます。

左上が月足
左下が週足
右上が日足
右下が4時間足
です。

(普段はデュアルディスプレイを使って、
大きく表示しているため
それぞれ時間軸チャートをもっと広期間で
見ています)

まだチャートには何も引いていません。


ラインを引かなくても、
月足は下方向
週足はレンジっぽいですが直近は下方向
日足下方向
4時間足はレンジぽいけど、
下降トレンドからの上昇かな?

と、
何となく分かります。
そのくらい分かれば十分だと思います。

では、少しずつラインを引いていきます。
その前に「波」の定義の復習をしておきます。
これは個人差があり正解はありませんから、
最初はあまり気にせず定義して良いと思います。


例えば、自分が認識するとすると以下のようになります。

黄色の1本、1本が「波」になります。
「波」を認識することはとても重要です。
何故なら、
・トレンドの認識(高値切り上げ安値切り上げ、
または高値切り下げ安値切り下げ)
・戻り高値、押し安値の認識
のベースになるからです。

※上の日足の左側などの
直近の動きに関係なさそうな波は
定義する必要はありません。



次は水平線を引いてみます。
全部引くとチャートが見難くなりますから、
最初は直近の動きに影響しそうなライン
だけにします。

自分は
月足・・・白
週足・・・ピンク
日足・・・赤
4時間足・・・オレンジ
1時間足・・・黄色
と決めています。

そして、
前回の記事でも紹介した
「MT4ラインオートコピー」
を使っています。

これを使うと、
月足に引いたラインが、
その色で週足、日足、4時間足に
コピーされ、
週足に引いたラインが、
日足、4時間足に、
日足に引いたラインが4時間足に
コピーされるのでとても便利です。

上のキャプチャーが
水平線だけ引いたものです。

次は、トレンドの認識です。
同時に戻り高値、押し安値の認識も行います。

トレンドの定義は
上昇トレンド=高値切り上げ安値切り上げ
下降トレンド=高値切り下げ安値切り下げ
です。

トレンドの認識がし難くなった場合は、
先ほどの「波」の定義で使ったチャートが
わかり易いです。

左上の月足は下降トレンドで
直近はレンジの動き、
左下の週足はレンジで直近は下方向、
右上の日足は下降トレンド、
右下の4時間足は2通りの見方ができます。

チャート中央は下降トレンドでした。

Point-Aからの下げが安値を
更新したと判断すれば、
Point-Aが戻り高値。
そして、直近の動きで
Point-Aを上抜けしてますから、
下降トレンドから目線が上になったところ
と判断できます。
(まだ上昇トレンドではありません)

一方、
Point-Aからの下げが安値を
更新していない判断すれば、
Point-Bが戻り高値となり、
直近の動きでPoint-Bが上抜けてませんから
定義上は下降トレンド中になります。

後半の説明のため、
前者の見方を4時間足の見方1
後者の見方を4時間足の見方2

としておきます。

上記の月足から4時間足までの認識の大前提が
これは自分の波の定義(波のサイズの定義)によるものです。
波の定義が違う人は別の認識をするかもしれません。

なお、
大事なのはいつも同じくらいの波のサイズを
1波として認識することです。
別の日に同じチャートを見て、
違うサイズにすると認識力の一貫性が
なくなります。

そして、

波の定義を外したチャートに
戻り高値や押し安値を帯として描いたものが
下図になります。
今日は区別できるように「帯」を使いましたが、
ラインでも良いと思います。

ここまでが機械的な作業です。
誰でも慣れればできます。



前回、キャプチャーに直接書き込むことを勧めてましたが、
最初はそれでも良いのですが、
自分はキャプチャーと書くことを別にしています。
機械的にできるこの段階のキャプチャーを保存しておき、
同じキャプチャーを何度も見て、何度も考え書く練習が
できるようにしています。

トレードスタイルごとの練習、考えることの違い

ここまでが、前回書いた記事の

01)波の認識の練習
02)目線の切り替え練習
03)機能しているラインを引くことの練習
04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)


04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
前半くらいまでの作業です。


04)マルチタイムフレーム分析の練習(起点と目標を意識)
後半は、
トレードプランを考えるための総合的な認識となりますから
その方のトレードスタイルに関係してきます。

例えばトレード基準足が4時間足で、
4時間足のトレンドにしたがい4時間足の波を取る
スタイルの方でも、
日足のトレンド一致が絶対条件であれば、

4時間足の見方1の場合、
日足は下降トレンド、4時間足は上方向となり
4時間足が下降トレンドになるまで待つことになります。
そして下降トレンドになるポイントを認識して、
分析は終了します。

4時間足の見方2の場合、
日足は下降トレンド、4時間足も下降トレンドですから、
戻り売りの戦略を考えることになります。

機械的に環境認識をして、
かつ上位足のトレンドと同じ場合のみ、
トレードする方の場合、
次の
05)環境認識の総合力をつける練習
ですることはほぼなく、

次の
06)トレードプラン(シナリオ)検討の練習
をすることになるでしょう。

トレード回数は減りますが、
わかり易いですし、
それはそれでアリだと思います。

上位足のトレンドと同じ場合のみ
トレードすることを条件にしている方でも、
もう少し裁量を加えて総合的に判断されるのであれば、
例えば、
月足の直近の動き=週足のレンジに
注目して、レンジ下抜けのダマシに注意して、
月足の実体がレンジ下限を下抜くのを待つとか、

4時間足の1波の一部だけ取るスタイルなので、
敢えてそこまで気にしないとか。

むしろ、長期足の分析はこの程度にして、
短期足の動きに注視してStopを出来るだけ
小さくすることを考えるスタイルにするとか。

いろいろ裁量を加えるポイントがあると思います。

逆に自分は、
日足のトレンドも多少は考慮するものの、
週足や月足の状態次第では、
日足が下降トレンド中でも、
4時間足が上目線になればロングを考えるスタイルです。
(毎回ではありません。上位足次第です)

例えば、このチャートの場合、
月足の直近の動きが2年間のレンジ、
2016年12月の足でもレンジを下抜けできなかった
=2016年の年足(年足はMT4にないですが想像はできます)
はレンジを下抜けできなかった。
=下限のサポートは強い。
という判断から、
4時間足が上目線になったら、
ロングを狙ってみます。

または、
4時間足が下目線に戻っても
上記の理由からサポが強い可能性が高いため
ショートは見送るかもしれません。

以上のようにトレードスタイル、
考える範囲によって、
練習内容が変わってきます。

結局、相場には正解はありませんし、
日々のトレードで何が起きてもおかしく
ありませんから、
裁量もほどほどにした方が良いのかもしれません。


ただ、自分のスタイルや
相場に向かう姿勢、考え方は明確にした方が良い
と考えます。

もちろん、
初心者の方や環境認識に慣れていない方は、
前回の記事や上記の内容を踏まえて、
いろいろ試したり考えたりして、
自分のスタイルを決めていけば良いと思います。

今回は以上です。

読んでいただきありがとうございました。

しばらく、ユーロドル2017年の
検証結果をコメント付きでアップしてみます。

そして、
検証のポイントなどはメルマガに書こうと思います。




2018年5月からメールマガジンを始めました。

日々の環境認識についてのコメント情報、
FX基本講座の補足解説などの情報を
配信していきます。


無料勉強会、コンサル情報なども
案内させていただきます。




有料コンサルの案内ページができました。
短期間にFX勝ち組を目指すのであればこちら。