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今回は損切りと資産管理について説明します。

以前の記事
FX初心者向けに解説!FXのリスクとは?損切りの重要性
にも書きましたが、
リスクを最小限に抑えることがFX取引において大事なことです。


今回はもう少し具体的な抑え方について説明します。

資産管理を考えた損切り方法とは

FXにおける資産管理で一番大事なことは損失を最小限に限定することです。
その上で利益を追加して資産を増加させるのがFXトレードを行う目的になります。


以前(上記)の記事に書きましたが、損失を限定する方法は、
損切りを必ず行うことです。
利益はできるだけ伸ばした方が良いです。
ですが、実際に利益がどのくらい伸びるかは相場次第です。

一方、損失幅は自分が決めることができます。

具体的には1回の損失額が資金のn%以内に抑えるような
取引枚数と損失幅(pips)を決めることが、
資金管理を考えた損切りになります。

資産のn%の損失の考え方とは

それではさらに具体的な計算について考えてみます。


一つ無謀な例を挙げます。

1回の損失額が資金の50%となるような損切り幅と枚数とした場合、
どうなるでしょうか。
この場合もし2連敗したら資金がゼロになります。
(実際は2回目の取引は証拠金が不足して取引ができないと思います)


上の例で少しイメージが出来たと思います。

1回の損失金額を資金のn%とする場合のnは、
1%~5%としているトレーダーが多いようです。

例えば3%であれば、3連敗しても資金の減少は1割未満です。

どの数値を使うかは、
トレード方法やトレードに対する考え方が変わってきます。
例えば、インジケータ系をメインに使うトレード方法の場合、
10連敗くらい発生すると思いますので、
1回の損失の割合は1%くらいにした方が良いですし、
しっかり洗練された裁量系のトレード方法でしたら、
1回の損失の割合は3%または5%でもOKでしょう。

また、資金が1,000万円や1億円と、
大きくなってきた場合、メンタルを考慮して
もう少し小さい損失率にした方が良いかもしれません。

具体的な計算方法

それでは、さらに具体的な計算をしていきます。
※以下の例は、取引対象の通貨ペアがクロス円のケースです。


資金のn%は、資金 x n /100で計算できます。
また、
損失額は、損失幅(pips)/ 100 x 取引数量
で計算可能です。


※利益額も上記と同じような式で計算できます。
利益額は=利益幅(pips)/ 100 x 取引数量
(ただし、クロス円の場合)


したがって、

資金 x n / 100 = 損失幅(pips)/ 100 x 取引数量

となる損失幅にすれば良いだけです。


損失幅(pips)だけ左辺に持ってくると、

損失幅(pips)= 資金 x n / 取引数量

となります。


例えば、n=3の場合、

損失幅(pips)= 資金 x 3 / 取引数量

の式で、損失幅(pips)が計算できます。


計算した例を表にしてみます。


黒枠が損失率を3%にした場合の計算です。
上の例の場合、
資金=100万円、取引数量=10万通貨単位で、
損失を資金の3%にするには、
損失幅(pips)を30pipsにすれば良いことが分かります。


即ち、トレードのエントリー直後、注文が成立したレートから
逆方向に30pipsより小さい幅の逆指値を置けば良いです。


※デイトレードやスキャルピングトレードにしては
一回の損失幅が30pipsというのは大きいです。
上記の計算で30pipsと算出しても、
通常は8~15pips程度に抑えておくのが良いです。
なぜなら利益幅 >= 損失幅となるようにした方が
良く、利益幅が毎回30pipsを超えるというのは、
最近の相場では簡単ではないからです。



このようにして、
毎回のトレードにおける損失を資金の数%に抑えることが、
資金管理の重要なポイントになります。



ここでは細かい計算まで理解する必要はありません。
イメージとして、
資金を守るために損失を限定することが
大事だということだけご理解いただければ大丈夫です。



※ユーロドルなどのドルストレートの通貨ペアの場合

ドルストレートの通貨ペアの場合、
取引金額が「円」ではなく、また通貨の単位も異なるため、
損失額の計算は、

損失額=損失幅(pips)/ 10000 x 取引数量 x ドル円レート

となります。

そして、資金のn%の損失幅(%)を計算する式は以下のようになります。

資金 x n / 100=(損失幅(pips)/ 10,000 )x 取引数量 x 円レート


損失幅(pips)の計算は

損失幅(pips)=資金 x n x 100 / (取引数量 x 円レート)

の式で計算できます。