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今回は、追加証拠金について説明します。
追加証拠金は証拠金がある時点で不足すると発生するものです。


本記事では、証拠金の復習と
追加証拠金が発生するタイミングについて解説します。

FXの証拠金の計算の復習

証拠金計算の復習です。


ドル円の価格(レート)が112.50円のとき、
レバレッジ=25倍で、20,000ドルの取引を行う場合の
証拠金は幾らでしょうか?


この場合の証拠金は、
次の計算式で計算できます。


証拠金=112.50 x 20,000 / 25 = 90,000円


以前の記事の
証拠金とレバレッジの関係を知れば30秒で証拠金計算できる
を読んでいただければ、
簡単に計算することができるようになります。

FXの必要証拠金が不足するとどうなるか

上の例で、
ドル円の価格が112.50円のとき、
20,000ドルの取引をする場合の
必要証拠金は90,000円でした。

仮に、必要証拠金+10,000円の100,000円を入金して、
取引を行うことを考えてみます。

100,000円を入金して、
ドル円を112.50円で、20,000ドル買ったことにします。


その後、ドル円の価格が111.50まで下がりました。
この状態の、必要証拠金と時価評価総額をチェックしてみましょう。

時価評価総額とは、
口座残高と取引中ポジションの評価額の合計値
のことです。

必要証拠金と時価評価総額を計算してみます。

ドル円の価格が111.50まで下がったため、
必要証拠金も若干下がります。

必要証拠金=111.50 x 20,000 / 25=89,200円

また、時価評価総額はドル円価格が下がったため、
100,000 + (111.50-112.50)x 20,000
=100,000 – 20,000 = 80,000
まで下がりました。

したがって、
必要証拠金=89,200円に対して、
時価評価総額は80,000円となり、
必要証拠金が不足している状態になっています。
さて、FX業者から何かアラートや催促があるでしょうか。

FX業者毎にルールが異なります

必要証拠金が不足になったタイミングで、
何かあるかどうかは、FX業者によります。
上の状態の証拠金維持率は、
80,000/89,200 x 100=89.7%
です。

一方、FX業者からの警告や強制的なアクションは
以下の3つがあります。
1) ロスカットアラート(マージンコール)
2) ロスカット(強制決済)
3) 追加証拠金の催促

GMOクリック証券の場合は、
1) ロスカットアラート(マージンコール)
は、証拠金維持率が100%を下回ったとき

2) ロスカット(強制決済)
は、証拠金維持率が50%を下回ったとき

3) 追加証拠金の催促
は、ニューヨーク市場のクローズ時(日本時間の朝)に
証拠金維持率が100%を下回ったとき

となっているため、
上の状態の証拠金維持率89.7%の前、
証拠金維持率100%を下回った際に、
ロスカットアラートがメール通知されます。


また、この状態のまま、
ニューヨーク市場のクローズ(日本時間の朝)となった場合は、
追加証拠金の催促の連絡があります。

言い方を変えると、
ロスカット(強制決済)となる条件の
証拠金維持率50%を下回っていませんので、
ニューヨーク市場のクローズまでは、
ロスカットアラートのメールが届くだけになります。

追加証拠金の発生の連絡があったのち、
翌営業日の3:00までに、
入金、またはポジションも全部または一部を決済しないと、
すべてのポジションが強制決済されます。




ヒロセ通商の場合は、
1) ロスカットアラート(マージンコール)
は、証拠金維持率が200%を下回ったとき

2) ロスカット(強制決済)
は、証拠金維持率が100%を下回ったとき

3) 追加証拠金の催促
は、ありません。

となっています。
したがって、
ヒロセ通商の場合は、
上の状態の証拠金維持率89.7%となる前に、
ロスカット(強制決済)されます。

業者によって、全然ルールが異なることが分かると
思います。

まとめ

このように、
GMOクリック証券の場合、
追加証拠金はニューヨーク市場のクロース時点で、
証拠金維持率が100%を下回っていた場合に、
発生するものです。

ヒロセ通商の場合は、
証拠金維持率が100%を下回った瞬間に、
ロスカット(強制決済)となるため、
追加証拠金が発生することはありません。


FX業者によってルールが異なりますので、
取引前に予め業者のサイトで確認しましょう。