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今回は自己規律についての説明です。

A) 超一流の戦術を沢山知っているが自己規律がダメなトレーダー
  =相場分析能力に長けているが、
  規律や規則が守れないトレーダー

B) 一流の戦術を1個だけ持ち自己規律が優秀なトレーダー
  =A)ほど相場に詳しくないが相場を多少理解している、
  自己管理に優れており規律あるトレーダー

あなたは、上記A)B)どちらのトレーダーに資金を預けたいでしょうか。

少し選択に悩まれる方もいるかもしれません。
でもトレード経験のあるほとんどの方が
B)のトレーダーを選択されると思います。
管理人もB)を選択します。

初心者の方は意外と思われるかもしれませんが、
安定して稼ぎ続けるためには、
多少の相場分析力よりも
それ以上に徹底した自己規律が必要です。

FXに必要な自己規律を考える前に

FXに必要な自己規律を考える前に、
まず、ベースとなるFXへの姿勢・考え方として、
FXをギャンブルや娯楽ではなく、
仕事・ビジネスとして考えていることが大前提です。

ギャンプルや娯楽のように、
運試し的なモノ、または楽しさや快楽を求めていては、
自己を規律することなど難しい話しです。

例えば、
個々のトレードで勝った負けたで一喜一憂していては、
感情のコントロールが難しくなり、
最終的に基準を守れなくなります。

一流のトレーダーは
「個々のトレードは退屈なモノ、つまらないモノ」
と言っています。

個々のトレードはつまらないけど、
トータルでは稼ぎ、
その結果、楽しい人生を過ごす。

トレードで勝つことは手段であって目的ではない
という意識が必要なのでしょう。

FXにおける自己規律の必要性

FXで勝ち続けるためには、
FXの個々のトレードはつまらないモノと考え、
自分の手法や基準を守り淡々とトレードすることがとても大事です。

ただ、
つまらないモノと考えている程度で
あまり意識せずにトレードしていると、
いろいろな理由でルールを守れなくなってきます。

例えば、
・連敗が続き、それを取り返そうと基準ではないトレードをする
・たまたま大勝ちをしたので、同じような大勝ちを狙ったトレードをする
・目標金額を意識して利益確定を早める
・負けた理由を相場のせいにして客観的な相場分析ができなくなる
・負けて相場に恐怖を感じてトレードできなくなる
・連勝が続き自信過剰になり手法以外のトレードをする
などです。
(管理人の経験も含まれています)

このようになることを事前に理解・想定して、
強く意識して規律を守る方法を考えておく、
そして訓練する。
それが自己規律です。

FXに必要な自己規律とは?

では、FXに必要な自己規律とは具体的にどのような
ものでしょうか?

自分の手法・基準にしたがって・・・
という目標からすると、
『ルールを守る』
でも良さそうですが、
『守る』はやや弱く、受身的に聞こえます。

『自己規律』とは、
もっと能動的です。
最初のうちは強い意識を持って規律を守る姿勢
を保つべきでしょう。
そして、最終的にはトレード中は
規律を守りながらも『無心』でいられるのが理想です。
思考は止めずに感情を殺した状態です。



そのようになるためには、
まず、強く意識することが大切です。
相場と自分の手法と基準に集中して、
それ以外のこと(トレード以外のことや前回のトレードのこと)
を排除するようにします。



日々のトレードとは別に
トレーニングをすると無心になり易くなれます。
具体的なトレーニング方法は『検証作業』です。
FT2やFT3のような便利なツールがあるので、
それを使って週末や平日でも相場が悪い日などは、
手法・基準にしたがったトレードを繰り返し
練習することは有効です。

繰り返すことで、意識しなくても
自然にトレードに必要な思考になるからです。

プロ野球選手が何度も素振りをするのと同じですね。

最終的には『無心』そのために『習慣化』

いつまでも強く意識するのは大変です。
最終的に、
手法・基準を守りながら無心でトレードを
できるようになるために、
最初は「強く意識」と「トレーニング」が必要ですが、
少しずつそれらの効果から、
手法や基準にしたがってトレードすることを
『習慣化』するのが良いです。
『習慣』になれば強く意識する必要がないからです。

「強く意識」と「トレーニング」でも
効果がないとすると、
最初に書いた
FXを仕事としての姿勢
または、
『本気度』が足らないのだと思います。
意外と見落としがちなのがこの『本気度』、
本当に本気になってFXで向き合っているかどうかです。
少しでも快楽や遊心を求めてしまうと、
そこからほころびてしまうでしょう。

自分は月に100万円、200万円も稼がなくて良くて、
2万円とか5万円で十分。
だからそこまで本気にならなくて良い。
と思っていると継続して勝ち続けることは難しいです。

自己規律を学ぶためのオススメの本

自己規律を学ぶための本を幾つか紹介します。

まずは、マーク・ダグラスの『ゾーン』です。

「規則に厳格、期待に柔軟」
この本の名言ですね。

本は読む方の知識と経験により
タイミングによっては凄く参考になるケースと
そうでないケースがあります。
特にこの本はそういうことが強い本でしょう。
初心者というより、
トレードで挫折を何度も経験された方向きかもしれません。


オーディオブックも販売されていますから、
通勤中やランニング中に聴くと時間効率が良いです。
管理人(哲太郎)も100回以上は聴いています。



残念ながら、
マーク・ダグラスは2015年9月に亡くなっています。
67歳の若さでした。

Mark Douglas has passed away last night at his home in Scottsdale Arizona.
I was given this sad news by his dear friend Larry Pesavento. Mark was only 67.

本当に残念です。

2冊めは、マーク・ダグラスとポーラ・T・ウエッブの
『ゾーン最終章』
です。

この本はマーク・ダグラスさんが亡くなった後に
妻であるポーラ・T・ウエッブさんが出版した
『The Complete Trader』を邦訳したものです。

『ゾーン』と同様名書です。
『ゾーン』を読みその考えに共感できる方は、
継続して本書を読むと、
さらに理解が深まると思います。
『ゾーン』よりも分かり易く書かれていると感じました。



3冊めはオリバー・ベレス著『デイトレード』です。

自己規律だけでなくトレード全般の記述が多いです。
どちらかと言えば初心者向けです。
まずはこの『デイトレード』を読み、
トレードを数ヶ月経験されてから
『ゾーン』を読まれるといいかもしれません。



他には、
『マーケットの魔術師』
も人によっては参考になると思います。

個人的には、
第5章の『トレードの心理学』がお気に入りです。
この本もオーディオブックがあります。
5章は電車の中で何度も聴いています。

まとめ

個人差があるため、
今回書いた内容は、
気にされなくても良い方もいるかもしれません。

メンタルの強さやタイプは人それぞれです。
強い人や生まれ付きのDNAやその後の人生の環境に
よってはトレードに向いている方もいるでしょう。
ただ
トレードをはじめてみて、
もし、トレードに対して恐怖や不安を感じたら、
本記事を再度読んでみてください。

また、
きっと、この記事を読まれている方は、

FXを行う理由として、
何らかの「自由」を求めていることでしょう。

経済的な自由
時間的な自由
空間的な自由(場所の自由)
など

ですので「規律」を考えなければいけないなんて・・・
と思われるかもしれません。

ただ、
FXなんて、夢や目標を実現するための、
単なる一つの『手段』です。

FXのトレードはつまらないけど、
FXで稼ぎ、その結果、楽しい人生を過ごす。
そう割り切るのも一つの考えです。



『自己規律』、
FXで勝ち続けるために、
この25のStepの中で一番大事なモノだと思っています。