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今回はスリップページについて説明します。

英語の辞書で調べると、
slippgeとは「滑ること」となってます。

FXにおけるスリップページとは名前のとおり
約定時の価格が滑ることを言います。

※「約定(やくじょう)」とは注文が成立することです。

FXのスリップページとは何が滑ることなのか?

では、
約定時の価格が滑るとは具体的にどのようなことでしょうか。
具体的に見てみましょう。

上の図は、
GMOクリック証券のはっちゅう君FXPlusの
スピード注文の画面です。

「買値(ASK)」が150.518と表示されています。

買値とは、
FX初心者向けに解説!スプレッドとは何か
で説明させていただいたとおり、
今買うことができる価格のことです。

そして左側に表示されているのは、
売値で、
今売ることができる価格のことです。

この
「買値(ASK)」が150.518
と表示されている状態で、
「買値(ASK)」をクリックした場合、
幾らで注文が成立するでしょうか。

結果は、その時の相場の状況次第になります。

相場がそれほど活況でなく落ち着いていれば、
150.518や、150.520近辺
で約定するでしょうし、
相場が荒れていて、特に買いの勢いが強い場合は、
150.538や150.548
と言った、クリックしたときの価格から、
2pipsまたは、3pipsも上昇した価格で
約定することがあります。

※pipsについては
FXのPIPS(ピップス)とは何を表す言葉か
をご参照ください。

このように、注文した瞬間とは異なった価格で
注文が成立することをスリップページと呼んでいます。

指値注文の場合は、
自分の売買したい価格を指定していますので、
このように約定価格が滑ってしまうことは滅多にありません。
主に発生するのは、成行注文時と逆指値注文時です。

FXのスリップページを防止する方法はあるのか

では、スリップページを防止する方法はあるのでしょうか?

スリップページ相場状況によって発生するのものため、
それ自体を防止することはできません。
ただ、スリップページによって自分が注文したときの
価格から大きくズレた場合は、その注文は無効とする。
という機能はほとんどのFX業者のツールに付いています。


上の図は、
GMOクリック証券のはっちゅう君FXPlusの
設定画面です。

赤枠の箇所で、
許容スリップページ値を設定できるようなっています。
図の「許容スリップページ値=3.0pips」の意味は、
スリップページが発生しても、+3.0pipsまでであれば、
約定しても構わない。という意味です。
逆に言えば、3.0pipsを超える場合は、
約定しないでください。という意味になります。

先程の例で言えば、
クリックした時の買値が150.518でしたので、
150.548までであれば約定、
150.549以上の価格の場合は約定しない。
ということになります。



ヒロセ通商のツールでは、
クイック注文画面上でスリップページの設定が
できるようになっています。

上の図の赤枠の箇所で設定ができます。
ヒロセ通商のpipsは他社のpipsの1/10
なのでご注意ください。
ドル円の場合に30と入れると3銭の意味になります。

まとめ

スリップページとは、名前のとおり
価格が滑ることです。

注文をクリックしてから、
FX業者のシステムに届くまでの数ミリ秒
掛かってしまうことや、
相場の状況によっては発生してしまうもので
避けることはできません。

注文ツールの「許容スリップページ」の
設定を上手く利用して余りにも不利な価格では、
約定しないようにしてトレードしましょう。

ただし、大暴騰、大暴落時に、
「許容スリップページ」の設定をしたために、
自分のポジションが決済しきれないこともあるので、
設定するしない、それぞれ一長一短ありますね。