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前回、成行注文と指値注文を説明しました。

⇒ 成行(なりゆき)注文と指値(さしね)注文

簡単に復習すると、
成行注文とは、今直ぐに売買したい場合、
指値注文とは、価格を指定して売買したい場合、
に使う注文方法でした。

今回は「逆指値(ぎゃくさしね)」注文について説明します。
この逆指値の考え、および実践はとても重要です。

FX取引の指値(さしね)注文の復習

FX取引の逆指値、と書きましたが、
株式や先物の「逆指値」と考え方は同じです。

前回の説明のとおり「指値」は、
新規注文の際に、
買いの場合は、今の価格より安い価格で買うための注文、
売りの場合は、今の価格より高い価格で売るための注文
でした。

例えば、
今のドル円のレート(価格)が121.50円だった場合、
将来上昇が予想され買うことを考えているが、
少しでも安く買っておきたいので、
指値=121.40で買い注文する。

または、
将来下降が予想され売ることを考えているが、
少しでも高く売っておきたいので、
指値=121.60で売り注文する。

と言った使い方をします。

FX取引の逆指値(ぎゃくさしね)注文とは?新規注文での逆指値の意味

したがって、指値とは、
新規買いの場合、今の価格より安い価格を指定、
新規売りの場合、今の価格より高い価格を指定
して注文する方法です。

「逆指値」は、
この考え方の「逆」
になります。

即ち、
新規買いの場合、今の価格より高い価格を指定、
新規売りの場合、今の価格より安い価格を指定
して注文する方法です。

考え方は、
指値は、今の価格より安い「底」を買うイメージに対して、
逆指値は、今の価格より高くなったことで買いトレンドが
発生したと考えて、そのトレンドに乗って注文する。
と言ったイメージになります。

図で表すと、以下のようになります。

どれが正解というのはないです。
個人の戦略、相場状況などから選択することになりますが、
管理人(哲太郎)は新規注文の場合は「成行注文」がほとんどです。

理由は、
新規注文においてはリアルタイムに相場の状況を監視しながら、
狙ったタイミングで注文を出したいため、
直ぐに注文成立が可能な「成行」を使っています。

参考までに「新規の売り」のケースの図を貼っておきます。

FX取引の逆指値(ぎゃくさしね)注文とは?決済注文での逆指値とOCOの意味

新規注文での「逆指値」は「トレンドに乗って~」という意味合いが
強かったですが、決済注文、即ち既に新規注文により、
自分がポジションを持っている場合の注文になると、
「逆指値」の意味が多少異なってきます。

例えば、
数分前、または数時間前に、
ドル円の価格=112.40で新規の買い注文を行い、
ポジションを持っている状態で、
今の価格が112.50、
このとき、
決済を指値注文で行う場合は、
112.50よりも高い価格を指定することになります。


これは「指値」とは新規においても決済においても、
自分にとって「有利な価格の指定」だからになります。

では、
決済における「逆指値」とは
どういう使い方になるでしょうか?
新規の時と同様に
「不利な価格の指定」
という考えは同じです。

そして「トレンドに乗って~」
という意味ではなく、
「損切り」「利益の確保」的な意味で
使われることになります。

イメージは下の図のとおりです。

上の図の「逆指値」の価格は、
「買った価格」よりも下ですので、
「損失の確定」=「損切り」になります。

上の図の「逆指値」の価格は、
「買った価格」よりも上ですので、
「利益の確保」になります。

管理人(哲太郎)は新規注文が成立したと同時または直後に、
1つ目のケースのように、
目標となるポイントに決済の「指値」と
想定が誤った判断されるポイントに決済の「逆指値」を
同時に2注文入れることが多いです。


そして、順調に想定した方法に価格が伸びれば、
2つ目のケースのようになるように、逆指値の価格を
ズラして、急な想定外の動きになったとしても、
利益を確保できるように逆指値の価格を調整することが
あります。

このように同時に2方向の注文を入れることを、
OCO(オー・シー・オー)注文と言います。
OCOとは「One Cancels the Other」の略で、
どちらかの注文が成立したら、別の注文が取り消しになる
注文のことを言います。
①決済の指値
②決済の逆指値
を同時に注文しますが、
①が成立したら、②はキャンセル(取り消し)
または、
②が成立したら、①はキャンセル(取り消し)
という意味になります。

逆指値(ぎゃくさしね)のまとめ

新規注文の逆指値はそれほど重要ではありません。
一方、決済の逆指値はとても大事です。

損失を限定するためにも、
新規注文が成立した後に、
損切り用の逆指値は必ず入れるようにしたいです。

最近のFX業者のツールや売買システムは、
新規注文が成立するのと同時に、決済の逆指値注文、
もしくは、決済のOCO注文(指値+逆指値)が
自動で注文されるようになっていますので、
そのシステムを利用されるのが良いでしょう。