Pocket

今回はFXにおける「検証」について説明します。

一般的な「検証」の意味を
辞書で調べると、
・実際に調べて証拠だてること。
・仮説などを証明すること。
となっています。

FXの「検証」もほぼ同じ意味ですが、
管理人(哲太郎)的にはもう少し意味を加えたいです。

本記事では、FXの「検証」の目的、方法について
説明します。

FXの検証の1つめの目的とは

検証の目的は2つあると考えています。

1つは、辞書に書かれているとおりの
「仮説の証明」
です。

これは、以前の記事、
FX初心者向けに解説!トレード手法・基準とは?
の後半にも記述しました。

自分で作ったばかりの手法・基準や、
他の人から得たばかりの手法・基準、
それはあくまで自分にとっては何の実績のない「仮説」です。
自分の考え方に自信があっても、
他の人がいくら勧めたり他の人の実績があったとしても、
それを信じてはいけません。

自分自身で『検証』を行い、
その仮説に優位性のあることを自分の目で
証明・確認してはじめて信頼できるかどうかが分かります。

信頼できない手法・基準を使ったケース

信頼できない手法・基準を使った場合、
どのようなことになるでしょか?

ここに年利10%くらい稼げるインジケータをメインに使う
手法があったとします。
(実際、年利10%くらいのインジケータ手法は意外と簡単に
見つかるかもしれません)

ただ、年利10%くらいのインジケータ手法の場合、
恐らく5連敗くらいは頻繁に発生するでしょうし、
年に数回は10連敗くらいはあるかもしれません。
販売されている手法の場合、良いことしか言わないので、
・インジケータを使って判断が簡単である
・年利30%も可能(過去20年で1年くらいは30%があった)
・勝率80%(調子の良い週はそのくらいはあった)
などを宣伝していることでしょう。

このような手法を検証しないで使用した場合、
どうなるでしょうか?

信頼できない手法・基準を使ったケースの結果

きっと最初に5連敗になったときに
「あれ?話が違うのでは?」
と思われ、
10連敗などしたときには、
「こりゃ、ダメだ。騙された!」
とその手法を捨ててしまうでしょう。

これがもしご自身でじっくり検証していて、
・5連敗は良くある
・10連敗もたまにある
・連敗はあるけど連勝もありトータルでは勝てる
・年利にすれば8%~12%くらい
・販売者の宣伝に比べると劣るが使えないことはない
という検証結果が得られていたとすれば、
簡単に捨てることはないのではないでしょうか。

このように検証という作業は、
FXの手法・基準を作ったり探したりする上で、
重要なモノになります。

因みに、
以前記述した
FX初心者に10分で解説!FXのトレード戦略(押し目買い、戻り売り)
であれば、
月に10%~30%くらい
の利益は発生するでしょう。
是非、それをご自身で検証していただきたいです。

FXの検証の2つめの目的とは

検証の2つめの目的は、
「実践のための練習、トレーニング」
です。



1つめの目的「仮説の証明」はとても重要です。
そしてこの2つめの目的である
「実践のための練習、トレーニング」
も同じくらい大切です。

ある手法・基準を作成、または見つけて、
検証によって仮説が証明され、信頼できる
手法・基準であることが分かっても、
実践で使用できなければ意味がありません。

安定して勝ち続けるためには、
信頼できる手法・基準に従い、
常に一貫した取引が実行できるトレード技術が必要です。
そのようになるためには、
繰り返しの練習・トレーニングが必要なのです。

FXの実際のトレードでの失敗ケース

実際のトレード(リアルトレード)では本当のお金が
動くため、メンタルが弱い方は、
手法・基準どおりにトレードできないことが多いです。

負けたくないので損切りルールを守らず、
基準以上の大負けをしてしまったり、
利益目標の遥か手前で利益確定をしてしまったり、
または見るべきサポート・レジスタンスやトレンドが
見えていなかったりすることが頻繁に発生します。

そのようなことを起こさせないためにも、
練習・トレーニングが必要です。
野球のバッティングで言えば「素振り」のようなモノです。

メンタルが弱くても、
繰り返し練習していれば、
無心でトレードすることが可能になります。

FXの検証方法を紹介

FXの検証方法は幾つかあります。

まず、
過去検証(バックテスト)

未来検証(フォワードテスト)
の2つに分類できます。

名前のとおり、
過去検証(バックテスト)は
過去のデータを使った検証です。
FT2(ForexTester2)、FT3(ForexTester3)
のような有料の専門ソフトウエアを使うのが効率が良いでしょう。
無料で使えるMT4、MT5のようなチャートソフトでも
検証できますが効率は落ちます。



未来検証(フォワードテスト)
には、デモ口座を開設して、
実際のチャートを見ながらトレードを行い、
手法・基準の検証を実施することになります。



順番は、
過去の数ヶ月から数年分のデータを使って、
何度も過去検証(バックテスト)を繰り返して、
手法・基準が信頼でき、
かつ、それが身体に染み付き、無心でトレード
が出来るようになったら、
デモ口座での未来検証(フォワードテスト)を
行うのが良いです。